シネマティックなショートムービーを作成できるアプリCinamatic
iOS 8でiPhoneのカメラがより細かいマニュアル調整ができるようになり、カメラや動画アプリがより楽しめるようになりました。
Cinamatic(cinematicと微妙にスペルが違う!)もそのうちの一つで、ちょっとしたショートムービーを作成できる動画編集アプリです。
Cinamaticの主な特徴
様々なオシャレなエフェクトを利用できる動画編集アプリ
デフォルトでいくつかのオシャレなエフェクトが用意されており、ちょっとしたオシャレなショートムービーを作成することができます。
有料ですがさらに追加することもできます。
マニュアルでシャッタースピード、露出、フォーカース、WB、ISOを調整できる
シャッタースピード、露出、フォーカース、WB、ISOを調整できるカメラアプリはありますが、これはそれのビデオ版とも言えるでしょう。
少し動画編集の画面の質にこだわりたい人には、お薦めです。
Pro版となりますが、様々なクリップを組み合わせて編集できる機能や、直感的に操作できるシンプルなデザインのアプリになっています。
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Cinamaticの使い方
アプリ自体は基本的に無料で利用できますが、下記の機能がデフォルトでは利用できません。
動画を作成する上で音楽があるのとないのでは全然違いますし、複数のクリップの組み合わせ編集、カメラロールからのインポート編集があると便利なのでPro版にアップグレードしています。
なので基本的にPro版の操作方法を紹介しています。
- ライブラリから好きな音楽を追加
- 複数の動画クリップを組み合わあせて編集
- 彩色やコントラストの調整強化
- カメラロールから動画をインポートして編集
Pro版へのアップグレード
まずはPro版へのアップグレードを行っておきます。
アプリを起動したらフィルムロールのアイコンをタップします。
クリップ一覧画面で「+」をタップします。
そしたらアップグレードの案内が表示されますので、アップグレードを選択します。
後は課金の案内が表示されますのでパスワードを入力してアップグレードを行います。
メイン画面の操作方法
操作方法を見てみましょう。
画面右上の「24」のフレーム数をタップすると下記のように「3 6 9 120 240」と撮影フレームレートが表示されます。
「3 6 9」はタイムラプス撮影を行い、「120 240」はスローモーション撮影の設定を行うことができます。
上記のメイン画面の左上にあるギヤアイコンをタップすると設定画面に移動します。
主に設定できるのは、撮影時間、ビデオスタビリゼーション(手ぶれ補正機能)の他に、他のSNSサービスへの接続を行うためのアカウント設定があります。
60秒の撮影は意外に長く感じたりするので、撮影時間の設定は6秒、15秒あたりで撮影して後でクリップでつなぎ合わせるというのもありかと思います。
長押しで動画を撮影
赤丸ボタン、又はカメラ部分の画面をを長押しすると押している間撮影が行われ、指を離すとそこで一時停止になり、予め設定した時間いっぱいになるまでゲージがたまっていきます。
個人的には長押しで撮影ってのは面倒だなと思いますが、動画は最低でも3秒撮影する必要があります。
例えば、15秒の撮影でも一時停止にして場面転換して再撮影することで単調な動画になることを防ぐことができます。
16:9の撮影は横画面で行う
iPhoneを縦で使用すると画面はデフォルトの1:1のサイズになります。
16:9のサイズで撮りたい場合には、iPhoneのカメラを横画面に倒して撮影を行います。
横画面にする時はコントロールセンター設定で横画面のロックを解除して使用してください。
個人的にはこのサイズで撮影した方がよりシネマ的なのでお薦めです。
シャッタースピード、露出、フォーカース、WB、ISOのマニュアル設定
メインの撮影画面で「M」をタップすると、マニュアルでシャッタースピード、露出、フォーカース、WB、ISOの調整を行って動画を撮影をすることができます。
画面が明るすぎる場合には、露出を変えて画面をよりシネマティックの雰囲気に近づけたり、光が足りなくて暗い場合にはISO感度を上げて画面の明るさを上げることができます。
フィルターの適用
撮影が終わるとフィルターの適用画面に遷移し、好きなフィルターをタップするだけでリアルタイムでフィルター適用後の動画を閲覧することができます。
ここでフィルターの強さなどの調整や音声を無音にすることができます。
Pro版では以下の機能が使えます。
- コントラスト、彩度、輝度の調整
- 好きな音楽を挿入
クリップを複数組み合わせて編集したい場合には、ここでは音声は無音にして後で組み合わせたクリップに音楽を挿入する形が良い場合もあります。
コントラスト、彩度、輝度の調整画面です。
動画の再生部分をタップするとクリップの一時生成ができ、再生の再開や最初からの再生ができます。
動画に音楽を挿入
音楽の挿入ボタンをタップして音楽を挿入すると、この波形の編集画面に移動します。
波形部分を左右にスワイプで音楽のスタート位置を調整できます。
フィルター、音楽の挿入が完了したら「処理」でエフェクトのレンダリングが開始されて、この画面に移り、Vine、Instagram、Facebook、YouTube、Vimeoなどの動画投稿サイトへの投稿やカメラロールに保存することができます。
クリップの組み合わせ編集
メインの撮影画面でフィルムロールを選択するとこのクリップ一覧画面に移動します。
撮影したクリップは基本的にiPhoneのカメラロールに保存され、ここに表示されるのは残念ながら1クリップのみです。
ココらへんはのUIが少し分かりづらいかもしれません。
動画を組み合わせて編集するには、Pro版にアップグレードして「+」でインポート追加することができます。
動画をインポートすると長さによっては、調整する場合があります。
サンプルでiPhoneのデフォルトのビデオカメラで撮影した40秒の動画をインポートしたのですが、15秒に変換されてしまう少し残念な仕様です。
そしたら、作品に合わせて画面サイズを選択します。
クリップ一覧画面の画面右上の「編集」をタップして、順番に動画クリップを選択して「クリップを組み合わせする」を選択して完了です。
後は、音楽を追加してお好みに調理してください。