多機能過ぎる写真加工アプリEnlight
App Storeのお薦めアプリでも紹介されている「Enlight」。
多機能過ぎるこのアプリについて紹介します。
Enlightの主な特徴
オールマイティで多機能な写真加工アプリ
これまでにも様々な写真加工アプリを紹介してきましたが、それぞれのアプリ個々の特徴がありました。
このEnlightはそれらアプリの個々の特徴をまるで1つのアプリにまとめあげたようなオールマイティで多機能なアプリとなっています。
写真のカラー補正にトーンカーブ、マスク機能、画像の3D表示などのPhotoShopのようなプロっぽいツールはもちろんのこと、モノクロなどのフィルター、ティルトシフト効果、水彩画や油絵、スケッチのような効果、様々な効果を施せるペン・ブラシツール、文字入れ、コラージュ用のフレーム、多重露光のようなミキサー機能などがテンコ盛りです。
自動保存機能
保存は自動で行われますので作業に集中することができ、様々な効果の適用前や適用後の確認、やり直しも簡単にできます。
多機能ゆえに少し戸惑うこともあり初めてこの類のアプリを使う人にはお薦めしませんが、アプリを切替えることなく画像加工を1つのアプリで色々と試してみたいという人にはお薦めです。
今すぐアプリをダウンロード目次
Enlightの使い方
画面操作
基本的な使い方については、アプリ内でも紹介動画などがあり、また多機能なので全てを紹介できませんので、気になるポイントを紹介します。
まずはメニューの「切り取り」ツールを選択。
メニューツールを選択すると大まかにこんな画面になり、ざっとの作業の流れとしてはこんな感じです。
- ツールを使って画像を加工
- 加工したい内容を選択
- 左右にスワイプで度合いを調整
- 失敗した場合にはやり直しボタン
- 加工が終わったら「チェック」アイコンで適用
特に②の数値変化があるようなツールは、長押しでリセットできますので、覚えておくといいでしょう。
「固定比率」は画面サイズを指定できるツールですが、アイコンをもう一回タップすると違う効果が適用される場合があります。
適用前と適用後の写真とやり直し
アプリでも説明しているかと思いますが、ツールやフィルターなどの適用前と適用後を確認できますので、気に入らなかったら「やり直しツール」で戻しましょう。
マスク画面での操作
メニュー全体を通してみると、マスクという概念が多く取り入れらているのが分かり、それを理解すると使い方もさらに分かるようになるのではないでしょうか。
試しにメニューの「フィルター、モノクロ」で「プリセット、なし」でモノクロフィルタを適用してみます。
そしたら画面右下のマスクを選択します。
この画面では、「消しゴム」ツールを選択した状態で、下記の操作を行うことができます。
- ピンチイン・ピンチアウトで画面拡大縮小
- 2本指でドラッグで画面移動
- 1本指でなぞると消しゴムツールで効果を削除
消しゴムツールをもう1回タップしてオフにすると、1本指で画面をドラッグできます。
実際のマスク機能ですが、画面をおもいっきり拡大して消しゴムツールで写真の一部をなぞってみましょう。
このサンプルの場合、モノクロフィルタの一部(唇)を消しゴムツールで削除して、元の写真を表示させています。
つまりは、モノクロというフィルタの一部をマスクして非表示にしてオリジナルの写真を表示させているのです。
上下のレイヤー構造で見るとこんな感じです。
- 上層レイヤー ・・・ モノクロフィルタ(一部をマスク)
- 下層レイヤー ・・・ オリジナルの写真
そんで、全体表示で見るとこんな風にセクシーな写真が出来上がるわけですね、はい。
様々な場面で見受けられるますので、このマスクについても覚えておきましょう。
セッションの保存
聞きなれない「セッション」という言葉がこのアプリには登場します。
要は、作業途中の内容を保存するということです。
画面上部の共有ボタンをタップすると、「セッションを保存」というメニューがありますので、それまで作業した内容を保存できます。
ちなみに、「セッションを保存」の左にある「保存」は、作業した内容を画像として書き出し保存するということになります。
上記画面の下部にあるアルバムメニューを開くとEnlight用の保存データが3つあるのが分かり、「セッションを保存」を選択するとこの「保存済みセッション」に保存されるようになります。
「未保存のセッション」は自動で作業中の内容を10個まで保存してくれます。
セッションの解除
写真を色々と加工していくとオリジナルに戻したい場合もあるかと思います。
その場合には写真を長押し。
このメニューが表示されたら「セッションのリンクを解除」で解除できます。
多重露光を利用した写真加工サンプル
お腹いっぱいの機能があるアプリですが、利用する時はある程度のイメージと利用する機能を絞るといいでしょう。
多重露光のような効果を使ったサンプルを作成してみます。
まずは、背景となる写真を選択したら「ミキサー」を選択します。
そしたら重ねたい写真を追加します。
次は「ツール」の「消しゴム」ツールを使って背景の不要な箇所を削除していきます。
消しゴムツールでの作業は大まかに縁をなぞる感じで削除していきます。削除する背景と縁がしっかりしていると、おおまかになぞってもアプリ側である程度上手い具合に削除している感はあります。
削除できたら、拡大縮小、位置調整を行い、「ブレンド」を選択します。
サンプルでは、「シームレス」というブレンドを利用していますが、色々と試してみてください。
ブレンドを選択したら左右スワイプで適用度合いを調整して、画面右上の「チェック」で作業を完了させます。
画面が少し寂しいので、今度はメニュー「ブラシ」の「エフェクト」を選択します。
後は好きなキラキラ、ハートなどのブラシをなぞっていけばそれっぽい画像加工のできあがりです。
色々とできるアプリですが、日本語フォントが使えないのが少し残念なところですが、アップデートに期待したいところです。