ランチャーアプリLaunch Center Proでアプリの使い勝手を劇的に向上
iPhoneアプリをもっと便利に使うアプリとしてランチャーアプリというのがあります。
ランチャー(Launcher)は、発射台、発射機などの意味を持ちますが、予め登録しておいたアプリやソフトなどをクリックで簡単に起動できるリストの一覧をパソコンではランチャーと言います。
Launch Center Proの主な特徴
ランチャーアプリは、便利なショートカット
iPhoneにもランチャーアプリと呼ばれるものがありますが、iPhoneのランチャーアプリは基本的に他のアプリを起動できるアプリとなっています。
しかし、わざわざアプリを起動させるのに他のアプリを使う必要があるのでしょうか?
言ってしまえば必要ありませんが、iPhoneのランチャーアプリは、もう一歩踏み込んだん使い方ができます。
例えば、メールに写真を添付して送信したい時に通常のメールアプリを使った場合、写真を添付できるまでに数回タップなどの動作をする必要がありましたが、ランチャーアプリLaunch Center Proを使うことで、例えば最後に撮った写真を添付してすぐにメール作成する、なんてことがより少ない動作で行うことができます。
ランチャーアプリは、上記のようにアプリの起動だけではなくそのアプリの特定の機能を直接呼び出して素早く動作せることができるショーカットだと言えます。
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Launch Center Proの使い方
Launch Center Proの使い方を見てい行きたいと思います。
Launch Center Proの画面内では、基本的に「アクション」と「グループ」の2つを取り扱います。
- アクションは、アプリの機能を直接起動するためのもの
- グループはアクションアイコンを入れておくためのフォルダ
アクションの使い方
色付きのアイコンがアクションアイコン、色が付いていないアイコンがグループアイコンとなります。
アクションアイコンを試しに使ってみましょう。
デフォルトのTwitterアイコンの「Last Photo(最後に撮影した写真)」をタップしてみます。
すると、最後に撮影してカメラロールに保存された写真が添付された状態でTwitterへの投稿画面が表示されます。
撮影した写真を素早くTwitterに投稿したい場合は便利ですねー。
(添付の写真はキャプチャした画像)
グループの使い方
続いては、サンプルでデフォルトの「Photos」のグループを使ってみます。
グループの使い方は少し特殊で、グループアイコンをタップしたら指を離さずにそのままにします。
すると画面が切り替わりますので、そのまま指を離さずに使いたいアクションアイコンまで指をスライドさせて離します。
ちなみに、上記の「Select Photo」を選択するとメニューが表示され、「Last Photo」を選択すると、先ほどと同様に最後に撮影した写真が添付された状態でメールを作成することができます。
アクション&グループの作成
デフォルト以外のアクションやグループを作成することもできます。
既にBookmarkというグループがありますが、改めて新しいブックマークグループを作成してその中にアクションを追加したいと思います。
メイン画面の右上のペンアイコンをタップすることで、アイコンの移動・削除やアクション・グループの追加ができます。
ペンアイコンをタップしたら、空のスペースの「+」をタップします。
メニューが表示されますので「Group(グループ)」を選択します。
続いては、「Name」にグループ名、Iconをタップして好きなアイコンを選択したら、「Done(完了)」をタップします。
グループが作成されたので、今度は同様に空のスペースの「+」をタップしてアクションを追加すると、アクションの設定画面が表示されますので「Action Composer(アクション編集)」を選択します。
続いては、「System Actions(システム機能)」と選択して進みます。
ちなみに、各項目は以下の通りになり、Launch Center Proが対応していないアプリでもURLスキーム機能(後述)を調べて追加することができます。
- System Actions:システム機能
- Installed Apps:iPhoneにインストールしているアプリ
- All Supported Apps:Launch Center Proが現在対応している全てのアプリ
- Featured Apps:特集しているアプリ
- Recently Apps:最近追加したアプリ
Safariの「Bookmark(ブックマーク)」を選択します。
続いては、Nameにブックマーク名、URLに好きなURLを入力して「Done」で完了させます。
すると、Safariのアイコンが追加されることが分かります。
「Done」で編集を終えて、Safariアイコンをタップすると指定したブックマークのページがSafariで開きます。
基本的なグループ、及びアクションの追加は上記の通りです。
iPhoneホーム画面の「設定」、「一般」、「アクセシビリティ」、「視差効果を減らす」をオンにすると、アプリの切替がよりスムーズに行われます。
作成したアクションの共有
上記で作成したアクションは、Web上で公開共有できます。
便利な使い方を作成できたら、共有すると面白いかもしれませんので、紹介しておきます。
先ほどのアクションの編集画面の「Share Action(アクション共有)」をタップします。
するとSafariの画面が起動しますので、必要に応じてDescription(概要)を追記・内容をチェックしてCreateを選択します。
なおTitleやDescritpion、URL欄には個人情報などを入れないように気をつけましょう。
後は、共有ボタンでメールやTwitterで共有できますが、受け取った人も予めLaunch Center Proを購入、インストールしておく必要があります。
受け取った人は、「Install」でこのアクションを追加することができます。
Googleマップでの便利な一発ルート検索
アクションの便利な使い方を紹介します。
Googleマップに予め自分の家や会社の近くの駅や場所を登録しておき、Launch Center Proを起動したら行きたい場所を入力するだけで、そのルートを素早く検索できるというものです。
先ほど紹介したように、共有のURLをここに貼り付けておきますので、興味のある人はインストールして試してみたください。
http://launchcenterpro.com/3zz6j2
(東京の新宿駅からのルート検索が簡単にできます)
実際のやり方を紹介します。
予めGoogle Mapsをインストールしておきます。
アクションを追加したら、Action Composerをタップして「Installed Apps(インストール済みのアプリ)」を選択します。
「Google Maps」を選択したら、「Transit Directions(ルート検索)」と進みます。
そうするとオプション画面になりますので、下記を参考に入力します。
- Name:アクション名を入力。ここでは「ルート検索」としている
- Start:出発地を入力。ここでは「新宿駅」としている
- End:④をタップして⑤のSystem Keyboardを選択
完了するとアクションの編集画面になり、URL欄に長い文字列が追記されていることが分かります。
文字列に[prompt:到着]という箇所がありますが、実際に「System Keyboardを選択」で挿入すると、[prompt:End]となっていたものを書き換えています。
上記で作業が終わったら「Done」で完了して、Google Mapsのランチャーアイコンをタップするとこんな風にプロンプトウィンドウが表示され、書き換えた「到着」の文字がプロンプトウィンドウに表示されます。
実際に、プロンプトウィンドウの中に「六本木駅」と入力して「Launch」、或いは「開く」をタップするとGoogle Mapsのアプリが起動して画面が切り替わります。
そうするとすぐにこんな風にルート検索の結果が表示されます。
便利ですねー。
URLスキーム機能で対応していないアプリにも対応
Action Composer(アクション編集)は、ランチャー機能を追加するには便利ですが、対応していないアプリや機能もあります。
その場合には、URLスキーム機能を使って追加することができます。
URLスキームとは、アプリを起動させたり特定の機能を動作させるための機能です。
と言っても難しいことはなく、先ほど作成したアクションサンプルのURL欄を色々と書き換えるとで、アプリを起動させたり特定の機能を動作させることできます。
例えば、LINEはAction Composer(アクション編集)から追加することができますが、アプリを起動させるためだけのURLスキームとなっています。
line:
これを下記のように書き換えることで、コピーしたクリップボードの内容を貼り付けてタイムラインに投稿することができます。
line://msg/text[clipboard]
アクション編集画面のURL欄で、クリップボード以外の操作を追加することもできます。
下記の①~⑤を参考にしてください。
①文字入力状態にする
②電話番号やEメールを追加
③クリップボード
④Dropboxを開く
⑤TextExpanderの内容を反映して投稿
(TextExpanderについてはこちら)
ここにクリップボードの内容をLINEに投稿できるURLスキームを共有しておきます。
http://launchcenterpro.com/5y1h2c
その他のURLスキームは、下記のサイトなどで探してみるといいでしょう。
http://www18.atwiki.jp/iphone-urlscheme/list
作成したランチャーアプリのバックアップ&復元
作成したランチャーアプリのバックアップ&復元ができます。
これを利用するには、Dropboxのアプリを予め入れておく必要があります。
メイン画面の「設定」ボタン。
「Backups」→「Sign in to Dropbox」→Dropboxの画面で「許可」。
「Automatically Back UP」で自動保存するか、「Back Up Now」ですぐにバックアップできるようになります。
復元する場合は、「AVAILABLE BACKUPS」ファイルを選択して、次の画面で「Restore Backup」で復元できます。