お薦めの高性能なボイスレコーダー、ボイスメモアプリ「Recordium」
iPhoneには音声を録音できるボイスメモの標準アプリがありますが、会話や授業・会議・インタビュー・講演などでは、手書きやPCなどのメモではなくこのボイスメモで録音し、後でそれをテキストに書き起こすテープ起こしをすることでそれらに集中することができ、聞き逃しなどを防ぐことができます。
しかし、iPhone標準のボイスメモを使ってみると物足りなさを感じてしまいます。
そこで、高機能なボイスレコーダー、ボイスメモアプリ「Recordium」の登場です。
Recordiumの主な特徴
音声にメモや画像、タグ付けして注釈挿入・可視化できるボイスレコーダー
この音声レコーダーRecordiumの最大の特徴は、何と言っても「音が見えるアプリ」とうたっているだけのことはあり、音声の波形を見ることはもちろん、その波形の好きな場所にハイライトや、メモ、写真添付、タグ付けをすることができるということです。
これにより、気になるポイントを素早く探したり確認することができ、その音声ファイルを可視化できるということになります。
動画を見てもらうと分かりやすいでしょう。
なお、ハイライトについてはApple EarPodsを使って中央のボタンを2回プッシュすることでスタートとストップができるそうです。
高音質・長時間で録音し、編集できる
8kHz、22kHz、44.1kHzの3つの音質、WAV、CAF、AIFF、MP 4の4つの音楽形式ファイルでの保存、音声ファイルのトリム、カットも直感的なUIデザインによって簡単に編集することができます。
(CAFはiPhoneの着信音に使われるフォーマットのようです)
なお、編集した通常の音声のみのファイルを共有することもできますし、Recordiumで追加したメモやタグなども一緒に書き出しできますので、例えばバンドで録音した音楽に注釈を追加し、それを共有してその音楽のデキについて議論する、なんてこともできます。
ボイスメモの音声ファイルのPCへの取り込みが簡単にできる共有機能
Recordiumは、iTunesを介さずにWi-Fiの無線LANやDropbox、Googleドライブ、Evernoteなどのアプリを使って音声ファイルを簡単にPCへ取り込みが出来る機能があります。
また、ユニバーサルアプリとなっておりiCloudと同期できるため、iPhone、iPadで同期して作業をすることができます。
今すぐアプリをダウンロード目次
Recordiumの使い方
Recordiumを起動するとマイクへのアクセスが求められますので、許可を出しておきます。
フォルダ画面一覧画面
Recordiumのフォルダ画面一覧画面です。
そのまま録音ボタンタップすればすぐに録音ができますが、ここでは新規にフォルダを作ってその中に録音ファイルを保存したいと思いますので、画面右上の編集をタップします。
フォルダの作成
そしたら左上のフォルダアイコンをタップすると新規フォルダの名前を入力する画面になるので、入力するとフォルダが作成されます。
終わったら「完了」をタップしてそのフォルダを選択します。
ちなみに、名前を変更するにはフォルダを長押しで変更できます。
音声録音画面
「録音」ボタンをタップするとすぐに録音が始まり、この画面に遷移します。
そのままタグ付けなどをしたいところですが、録音のレベルが小さいと聞こえなかったりしますので、それの調整をするために画面右上のアイコンをタップします。
そしたら、「入力ゲインを調整」のマイクのスライダーを右にずらして大きめにしておきます。
個人的には、画面下部の波形ぐらいの振れがある程度の大きさにするといいかなと思っていますが、実際に保存して確認をしてどれぐらいがいいかを試してみてください。
ハイライトの追加
録音中や録音後でもハイライト、タグ付け、メモ、写真添付を行うことができます。
まずはハイライト。
音声ファイルに「特にのようにハイライトを追加することができます。
ハイライトアイコンを1回タップするとハイライトの始点となり、さらにもう1回タップすると終点になります。
追加したハイライトなどの削除は、長押しで表示される「×」をタップで削除できます。
また、同様にスライドで位置を変更することができます。
タグ付け
「Tag」を選択するとタグ付けの画面に移ります。
デフォルトのものを使うのもいいですし、「新規タグを追加」で新たに追加することもできます。
タグ付されたタグを閲覧するには、丸い部分のタグをタップです。
メモの挿入
「Memo」をタップしてメモを波形に追加挿入することができます。
後で見てどんな内容かを思い出せるようにしておくといいでしょう。
画像の添付
「Photo」をタップして画像を添付することもできます。
写真を使うことで情景をもっと想像しやすくなります。
音声ファイルの拡大縮小
上記の録音作業が終わって保存が完了すると、このような再生や確認・編集作業を行うことができます。
音声ファイル(波形)の拡大縮小は、ピンチイン・ピンチアウトで拡大縮小して表示さることができます。
ここでもハイライトなどの注釈を追加を行うことができ、①の再生位置に挿入されます。
音声ファイルの編集
上記の画面で「Edit」を選択すると、赤いカーソル位置をスライドさせて音声ファイルのトリミングなどを行うことができます。
- Delete:指定の範囲を削除。指定範囲は完全に削除されるので注意
- Trim:指定の範囲以外を削除。指定範囲外は完全に削除されるので注意
- Snip:指定の範囲を複製
上記の「Snip」を選択すると、このような案内が表示されます。
「注釈をつけて切る」とは、音声ファイルに挿入したハイライトやタグをそのままいかしつつ指定範囲を複製するということになります。
音声ファイルの共有
画面右上のファイルの共有ボタンをタップすると編集した音声ファイルをPCへの取り込みや他のアプリで共有できるようになります。
特徴で紹介したように、Recordiumパッケージを選択することで音声ファイルに挿入した注釈を他の人と共有できます。
- サウンド:編集した音楽ファイルのみ
- Recordiumパッケージ:Recordiumで注釈などを入れたデータも含むファイルを書き出し
後は、メールやOpen Inを選択すると他のアプリで共有できます。
「Share With WiFi」を選択すると、同じWiFiのネットワーク内であれば、PCブラウザでファイルをダウンロードすることができます。
「http://192.168.0.3.3:9090:0」のようなアドレス(環境によって異なる)が表記されますので、それをPCブラウザのアドレスバーに入力すればダウンロードが開始されます。
接続がうまくいかない場合は、最後の「:0」を削除してみてください。
音声ファイルのインポート
共有した音声ファイルのインポートは少々面倒です。
USBケーブルでiPhoneを予めPCに接続しておき、iTunesを起動します。
後は、下図の①~③と選択して、④にファイルをドラッグ&ドロップし、最後に画面右下の「同期」です。
Recordiumのやっておきたい設定
品質&形式
音声ファイルを長時間録音すると結構な容量になりますので、品質を設定しておくことをオススメします。
フォルダ一覧画面で左上の設定アイコンをタップ。
品質&形式を選択。
後は、用途に合わせて品質&形式を選択します。
録音設定を保存
入力ゲイン調整は、新規録音をするたびにデフォルトに戻りますので、戻らなように設定することをオススメします。
- アプリ名:Recordium 音声レコーダー、ボイスメモ
- 販売者: Pichak co.
- 価格(掲載時): 500円
- アプリサイズ:15.1MB
- バージョン(掲載時):2.0