古いiPhoneからiPhone 7へ必要なデータだけを移行する方法
iPhone 5又は6からiPhone 7に機種変で必要なデータだけ移行する方法を紹介したいと思います。iPhoneを下取りに出す場合にもやはり同様の手順でバックアップすることをお薦めします。
基本的にはiTunesを使わずiCloudでのバックアップでのやり取りとなり、Wi-Fi環境で行ってください。

目次
それぞれの状況に合わせて作業をしてください。初めての人はなるべく一通り目を通すことをお薦めします。
写真のバックアップ
まずは、古いiPhoneでいっぱい撮影した写真をバックアップしておきましょう。iCloudにバックアップすることもできますが、無料で利用できるのは5GBまでと制限がある為あっという間に容量が足りなくなります。そこでお薦めなのがGoogleフォトにバックアップする方法です。
Googleフォトは基本的に容量無料制限でバックアップすることができます。
詳細はここでは省きますが、こんな手順でGoogleフォトで写真を選択してバックアップすることができます。
Googleフォトの詳しい使い方ははこちら。
Googleフォトの使い方【iPhone編】
LINEのデータ引き継ぎ
LINEを使用している人も結構多いと思いますが、アカウントの移行やトーク履歴のデータを引き継ぎしたい人は事前にやり方をチェックしておいてください。
LINEアカウントの引き継ぎ方法【iPhone編】
その他のデータをiCloudにバックアップ
まずはiPhoneの設定の「iCloud」をタップ。
ここでは写真をオフにして、メール、連絡先、カレンダー、リマインダー、Safariのブックマーク、メモなどは必要に応じて応じてオン・オフにします。それが終わったら「容量」をタップします。
続いては、「ストレージを管理」をタップします。次の画面が標示されるまで少々時間がかかる場合があります。
次は、iPhoneを複数台使っていますが、現在使用している「このiPhone」を選択します。
下記の画面は、様々なアプリが使用しているデータをiCloudに保存するかどうかを管理している場所です。よく見ると「次回作成時のサイズ」が無料で利用できる5GBを超えていて、この状態ではバックアップはできませんので、5GB以下になるように不要なデータを削除します。特にフォトライブラリは、先ほどGoogleフォトに保存したので複数端末を使っている場合には、それらもオフにしておく必要があります。
ゲームデータもここで管理している場合があるので、削除する際は気をつけてください。
なお、この「次回作成時のサイズ」はタイムラグがありますので、少し時間をおいてから確認するといいでしょう。
後でのバックアップからの復元で時間を短縮するためにホーム画面の不要なアプリも削除しておくといいでしょう。
そしたら先ほどのiCloudの一覧画面に戻って「バックアップ」を選択します。
自分は普段はバックアップをオンにしていないので、ここでは「iCloudバックアップ」を「オン」にします。オンにするとiTunesとの同期でPCにバックアップがされなくなると注意書きが標示されますが、「OK」をタップします。
そしたら「今すぐバックアップを作成」をタップすると作成が開始されます。これでバックアップの準備は完了です。
ショップで機種変した場合からの利用
ショップで機種変した場合、基本的にSIMカードを挿してiPhoneが使える状態にして不要なリンクをインストールされるだけで、アプリのインストールやデータの移行や引き継ぎ、復元はやってくれません。
というのも、データ容量がデカすぎてショップでそんな事やったら大変なことになってしまいます。
ショップで機種変した場合にそのまま利用したいのであれば、後はiCloudにログインして、一から必要なアプリをダウンロードインストールすることでiCloudのデータが同期されて気持ちも新たに利用することもできます。なお、同期までに時間がかかる場合があります。
iOSの初期化
上記の状態でも使えますが、ショップでインストールされた変なリンクを削除したいとか、インストールしたアプリを一から再度インストールするのが面倒だという人は、一度、iPhone 7を初期化することでiCloudのデータを復元することで、アプリのインストール作業を省くことができます。
ただし、アプリを多くインストールしている場合には、復元に時間が掛かるというのは言うまでもありません。
iOSの初期化は、下記の手順で行うことができます。
iPhoneの「設定」 → 「一般」 → 「リセット」 → 「すべてのコンテンツと設定を消去」 → パスコード、機能制限パスワードを入力して「iPhoneを消去」
初期化からのバックアップデータの復元
上記の初期化をすると、初期設定画面になりますので、それを設定するだけです。
日本語を選択。
地域はそのまま日本で。
初期のキーボードの設定ですが、そのままで次へ進んじゃいましょう。
次はWi-Fiの設定です。該当するネットワークを選びます。
Wi-Fiのパスワードを入力して「接続」をタップします。
続いては位置情報のサービスの設定です。iPhoneをなくした場合に「iPhoneを探す」などのサービスに利用されます。オフにして後で変更することもできます。
タッチIDの設定です。便利なので、ここで設定しておくといいでしょう。
指を当てては離すの作業を繰返します。
再びグリップ調整と出てきますので、「続ける」をタップ。
同様に指を当てては離すの作業を繰返します。
やっと完了なので、そのまま「続ける」。
パスコードの設定です。紛失した場合やセキュリティの事も考えて設定しておきましょう。
そしたら、データをどうするのかとメニューが標示されるので「「iCloudバックアップから復元」を選択します。
まっさらな状態で使いたい場合には、「新しいiPhoneとして設定」を選択します。
Apple IDとパスワードを入力。
利用規約に同意。
後はバックアップした内容を選択。